以前の記事に書いたように、うちではハムスターに犬のビスケットなども与えてます。北米では結構ポピュラーであげてる飼い主さんは多いですが日本ではどうなのでしょうか?

うちのハムスターは特にかじり木やハムスター用の硬いおもちゃなどで遊んでくれないので歯の伸びすぎが心配でした。なので硬めの犬のビスケットをあげることで歯の伸びすぎを防ごうとして始めました。もちろん、どの犬用ビスケットをあげてもいいわけではないですのでそれについて書いていこうと思います。
避けるべき成分
犬用ビスケットを買うときはパッケージの裏側とにらめっこです。やはり品質と何が入っているのかをちゃんと調べてからあげないと健康を害する恐れもありますので心配が尽きません。

保存料
北米の犬用ビスケットには保存料が入っています。でないとすぐに腐ってしまったりするからです。保存料が入ってなければそれに越したことはないのですが、それを探すのはこちらでは少々難しいです。なのでもし入っていた場合に避けるべきなのがエトキシン、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、そしてBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)とされています。これらの保存料には健康によくない作用があると考えられていたり、AIDS治療にいいなど賛否両論なのですが、結局のところ根拠が確かではありません。なので摂取させないで済むならそれに越したことはないでしょう。この他にもたくさんの化学薬品の名前が連なっていたら避けるのが賢明だと思います。
By-Product(副産物)
こちらでは"Chicken-by-product-meal"や"poultry by-product meal"書いてあるのですがこれは鶏肉以外の残り物(骨や羽など)も砕いて混ぜてあることも多く、結局何が入ってるのかがあやふやになっています。安全性を考えるとこれらが入っているものは手を出さない方がいいと思います。
肉の表記が詳しくされていないもの
By-productに内容が似てしまいますが、「肉」だけと書かれ何の肉なのか、どこの部位なのかをしっかり記載していないものがあります。やはり、何が入っているのか分からない上に、記載しないということは安い(あまりよくない)部位を混ぜてある可能性があるので避けた方がいいでしょう。
調味料
犬のおやつには砂糖や塩も入っていますが体の大きな動物には適量でもハムスターには多すぎる場合もありますのでなるべく入っていないのを選んだ方がいいでしょう。砂糖の他にコーンシロップが入っていることも多ですがこれも糖分の過剰摂取につながりかねないので気をつけてください。こちらの調味料は犬でも避けた方がいいと言われているのでハムスターとしては尚更ですね。
ハムスターが食べるべきでない物が入っているもの
あとは内容を見てハムスターが食べるべきでない物が入っていないかを確認します。例えば玉ねぎ(犬も食べるべきではないので入っている可能性が低いですが)が入っていたら避けますし、北米ではハムスターには柑橘系を避けるべきとされているので僕は避けています。
犬によくないものが入っているもの
そして最後に犬のおやつですが犬によくないものが入っている物も多いのが事実です。犬によくないものは体の小さいハムスターにはもっとよくないのでそれらの物も避けるべきでしょう。あげるとキリがないのですが、着色料やサラダオイルなどがあるようです。詳しくはこちらのWEBサイトで紹介されています。英語ですが内容だけを確認するなら難しくはないと思います。
結局は行き着く先は自然素材のもの
最終的に安心して与えれるのは自然素材で作られたおやつですよね。ビスケット以外にも、うちでは犬用デンタルのおやつもハムスターにたまに与えます。有名なところで北米でもよく見かけ、日本でも簡単に手に入るものにグリニーズがあります。しかし、パッケージの成分を見るとよく分からない物が羅列しています。僕はあるハムスターの飼い主さんが「グリニーズはハムスターにも大丈夫」と載せていたのを見て、ろくに調べもせず買い与えてしまいました。すぐに「グリニーズはよくない」と言う別の飼い主さんの意見を見て回収しました。そこで代用品として挙げられていたのがウィムジーズと言う犬用デンタル。これは片栗粉、グリセリン、レシチン、粉末セルロース、麦芽エキス、イースト菌で出来ていて、色つけも自然の牧草などでされています。こうして成分をシンプルかつ詳しく書いてあり、しかも全て自然素材だと飼い主としても安心して与えることができます。

齧り付かれたウィムジーズ。歯ブラシの方は紐をつけとかないと取り上げれないのです。
犬のおやつを与える上での注意
さて、自然素材でできた安心できる犬用おやつだからと言って何も考えずに与えていいわけではありません。
あげすぎない
一つ一つの大きさは犬用にできているのでハムスターにとってはかなりの量です。やはり必要以上の摂取は健康を害しますので与える量には十分に気をつけてください。うちでは一つのビスケットを小さく切り最大1週間に1回くらいの割合で与えています。ハムスターも食べるよりも隠すことに喜びを感じているようです。デンタルの場合は少しだけ齧らせてあげて残りは回収します。おやつばかり食べて栄養科の高いペレットなどを食べなくなってしまうからです。
犬用おやつはサプリではない
もちろんプロティンや他のハムスターが必要としている物が多めに入っている犬用おやつも存在しますが全てがそうとは限りません。北米では犬のおやつ=プロティンと勘違いして、プロティン用のサプリとして与える飼い主さんがいてベテラン飼い主さんがパッケージの成分とプロティンの量を確認するように喚起を促していたりします。
おわりに
日本の犬用おやつで比較もしようと思ったのですが、さすが日本。品質が高いのが多かったです。大体の日本の犬用ビスケットは成分が事細かに表示されていてある物では原産地まで書かれていました。こんなに信頼できるおやつだとうちのハムたちも喜ぶだろうなーと思いました。もちろん犬用のおやつをあげなくても新鮮な野菜やペレットでハムスターには十分だと思いますが、うちは歯の調節とやはりが美味しい(?)物を食べさせてあげたいと思いから与え始めました。なので興味のある方へのオプションとなればと思いますが、犬のおやつを推奨するものではありませんので、自分のハムスターの様子を見て決めてくださいね。
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