トフィーの話

2019/10/22

ハムスター日記

 ずーーっとサボってしまっていたブログ。新しくロボロフスキーの男の子・トフィー(Toffee)が家に来たのを機に、頑張っていこうと思います。

 初めてトフィーのことを知ったのは7月の終わり頃でした。Toddy(トディー)という名で2つ隣の市の保健所で保護されていました。その保健所のハムスター里親募集の紹介文は、ペットショップでは仕入れることができない正しい知識や飼育条件が毎回書かれており、ハムスターに詳しいボランティアがいる事を察していました。ですから、保護中の飼育環境などの心配は全くしていなかったのですが、9月初旬に確認した時にまだいるのが気にかかり、それからちょくちょく確認し始めました。

 定期的に確認はしていたものの特に引き取りは考えていなかったのですが、ぷりんの突然の旅立ちでロボロフスキーシックになった妻が見に行きたいと言いだしました。ご存知の通りころぱぱ家の『見に行く』はほぼ『引き取り』なので、結局お迎え前提にトフィー用のケージを整え出発しました。

 保健所の係りの人はやはり小動物の生活環境や正しい知識をより多くの人に伝え、彼らの生活環境をより向上させようと努力しているみたいで素敵な方でした。最初に里親探しサイトで彼女のハムスター紹介文を読んでからずっと会ってみたかった方だったので、短い時間でしたがたくさんお話をさせていただき楽しかったです。ちなみに、彼女はポテトを引き取った時に見つけた保健所が発行しているこのフリー雑誌にも少し携わったみたいです。

 トフィーを引き取るにあたり、彼が保健所に来た経緯を話を聞いたところ詳しく教えていただけました。

 トフィーの話は元飼い主さんが2匹のメスハムスターを迎えたところから始まります。

 元飼い主さんは2匹のロボロフスキーを両方ともメスだと言われてペットショップから購入したのですが1匹がオスだったらしく、引き取って数週間後の6月21日に赤ちゃんを出産しているのに気づきました。ペットショップに問い合わせても引き取らないと言われ、ハムスター飼育初心者で多数飼育は無理と判断した元飼い主さんは、父親だけを残し母親と幼子3匹を保健所に預けに来ました。その中の1匹は障害を持っており、排便ができない体でした。どうすることもできず、どの道亡くなってしまうので、辛い時間が長引かない様に保健所とお医者さんの判断で、泣く泣く安楽死の選択をされたとの事でした。多分、母親と父親は兄弟で近親交配による結果の疾患だったのかと思います。生まれて来た子が3匹と言う少数なのもその影響かと思っています。

 トフィーのもう1匹の兄弟は、これまた海を挟んだ隣の市の方に引き取られ、母親も別のハムスター飼育経験者に無事に引き取られました。そして、残されたトフィーはひとり3ヶ月もの間この保健所で過ごす事になったのです。保健所では係りの方の知識のおかげで、すごく広々としたケージの素晴らしい環境の中で手厚くお世話をされていました。
新しいケージに入った直後

 今回、初めて誕生日がわかるハムスターと過ごせる事になり嬉しいのですが、それと同時に今後、近親交配の影響がどれだけ出てくるのかも少し気がかりです。トフィーの目が少し飛び出してる感じと鼻が細く尖っているのも、ただの特徴なのか近親交配の影響なのかロボロフスキー初心者の僕には判断できず、色々心配してしまいますが大切な彼の命をしっかり守って、トフィーに『保健所の方が良かった〜〜〜』と言われない安心できる環境を提供していきたいと思っていますので、これからも見守っていただけたら幸いです。
色々よじ登ったりして腕白ぶりをかなり発揮しています

 トフィーのお迎え日の10月21日は3年前にコロとチロをお迎えした日で、ころぱぱがハムスターの虜になってしまった日でもあり…家に帰って来てカレンダーを見て気づいた時に『チロとコロからのメッセージなのかなぁ?』と勝手に思ったりもしてました(笑)