ハムスターの爪切り

2017/05/29

ハムスター知識 飼育情報

ハムスターを飼って一番怖かった経験が爪切り。うちの2匹は懐いてはいると思うんですが、大人しくしてくれないので爪切りが大変です。僕は別に気にしていなかったのですが、妻の方が「爪が長すぎると逆にうまくものに掴まれなくて滑って怪我をするかも」と大騒ぎ。妻が読んでいた情報によると爪がカールしてきたら伸びすぎとのことでした。
ころどうやって他の飼い主がハムスターの爪の調節をしているのかとYouTubeなどで色々見てみると、どのハムスターもお菓子をあげたら大人しくしたり、飼い主の手に仰向けに寝たりしていて、そのうちに飼い主が爪切りで切ると言うものばかりでした。しかし、うちのハムスターたちには絶対無理でした。チロはビビリなのでちょっとでも違うことが起こるとすぐに大暴れ。コロは食べるのが速い上に食べ終わるとおかわりの催促に動き出すのでこれも無理。そこで、僕たちが試した事と僕たちがたどり着いた爪切り方法を紹介したいと思います。

ザラザラした石を置く

まず最初にインターネットで読んで挑戦したのがザラザラした石を置き自主的に、もしくはその上を歩いて自然に爪を研がせると言ったものでした。そこで、すぐに石を探しに行ったのですがちょうどいい石が見つかりませんでした。そんなある日、あるお店に石のコースターが売っているのを見つけて表面も少しザラザラしていたので購入したのですが2匹はとことん無視。なのであまり意味がなく、今では水飲み場の水うけと夏場のひんやりスペースとしてしか活躍してません(笑)と言うか、常に床材で埋まっています。
石のコースター

紙やすり

次にオススメされていた紙やすりも挑戦しました。
「回し車に貼り付ければ走っているうちに爪が擦れて短くなる」と言うコメントを見たのですが反対に「爪以外のところも削れて怪我を」と言うコメントも見て怖くてやめました。そこで僕たちは壁に紙やすりを貼りその上に好物を垂らして手でカキカキさせて見たのですが、あまり効果ありとは言えずやめました。
コロの爪とぎ

人間の爪切り

爪切り
結局、自ら削らせる事が難しかったので自分たちで切ってみよう!と言うことになりました。好物をもたせて食べている好きに小さい爪切りで切ってみようと思ったのですが、食べ物を本当に大切そうに持つのでほぼ無理でした。

今度は二人掛かりで一人がエサを持ちもう一人が爪を切ると言う挑戦をしました。しかし、やはり爪切りがハムスターの手よりも大きいのでどこまで切れるのか見えないのです。そこで、ケージの柵ごしに食べ物を持って挑戦しました。それでも手が小さすぎて難しくて断念。指まで切ってしまった飼い主さんの話をインターネットでいくつか読んでいたので怖かったです。

ころぱぱ流爪切り

さて数々の失敗のあとうちでは最終的の自分たちの切り方を見つけました。ころぱぱ流と言いましたが実際は妻が見出しました。妻が韓国系の化粧品店で眉毛を切る小さなハサミを見つけたのです。これがまた優れもので歯先でもよく切れるのです。しかも小さい!妻がこのハサミを使って挑戦してみると見事成功したのでその方法を載せておきます。
韓国眉毛ハサミ

ハムスターをエサで釣る

ハムスターをエサで柵のあるところに釣ります。エサの位置を少し高めにすると写真のように爪を柵にかけます。
チロ 柵越し

切る

先ほど書いた通り、このハサミのすごいところは歯先でも切れるのです。なので柵に歯先を当てて爪を挟むように切るとすぐに切れます。
ころの爪切り
これだけなのです。でも、これのおかげでどこまでが爪かはっきり見えますし、ハムスターが手を引くことはあっても押し出すことがないので安心です。

おわりに

これはハムスターの爪切りの一例です。絶対成功する保証もありません。ハムスターが飼い主の手を安心し切るほど懐いていたり、更に安全なやり方があればいいのですが、もし難しいのであれば無理をせず速やかに獣医さんにお願いすることをお勧めします。僕らが獣医さんに頼らなかったのは北米の小動物専門獣医さんのいい評判を聞かずに、乱暴に切られた結果ハムスターが怖がって人の手によってこなくなったなどの情報を少なからず読んだからです。僕たちも苦戦し何度も獣医さんに連れて行こうと思いましたが、ハムスターに与えるストレスのリスクを考えるとどうしても躊躇してしまいました。ハムスターの爪の切りすぎも良くないと思うので、そこも気をつけてあげてください。