キャンベルハムスターのシルバリング

2018/01/26

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ツイッターのフォロワーさんからコロの毛色についてのコメントが少々あり、
「うわー、こんなにしっかりと僕の子たちを見てくれてるんだなぁ」とすごくありがたく思いました。それと共に「やっぱり実物を見ないと光の当たり方で色が変わってる様に見えるよなぁ」と思い、今回キャンベルハムスターのシルバリングについて分かりやすい写真を載せていこうと思います。
キャッチ

僕もフォロワーさんに教えていただくまでシルバリングの事など知らずに夏毛などとトンチンカンな事を言っていました。
リプでゆあさんがおっしゃっている通りこれはシルバリングと言う現象なのです。これをリンク先の南カリフォルニアのハムスターブリーダー・リンダさんのAAA Hamstersから言及させていただきます。
黒毛の遺伝子はハムスターの遺伝子の中でも独特です。2つ黒毛の遺伝子を持つもの(これには黒毛はもちろんブルーやダヴなどの黒毛の遺伝を使った混毛も含む)は全て年と共にシルバリングをします。個体によってはシルバリングが早くから現れるものや後期に現れるものまで様々です。この違いが黒毛の遺伝によるものか違う遺伝情報によるものかはまだ解明されていません。もしこれが違う遺伝情報によるものであっても、黒毛の遺伝情報に密接な関係があると思われます。現在、黒毛遺伝とシルバリングの詳しい関係性を調べる実験は進行中です。
出典:Black Campbells Dwarf Hamsters、第二段落訳
と言うことで、ブラックパイド(英名:Mottled Black)のコロもa(ブラック)の遺伝子のせいで例外なくシルバリングが始まりました。その変化を写真を載せていきたいと思います。一応、目で見たときに近い色に合わせました。白い色は光ではなく毛色です。
コロ、2016年10月
2016年10月。うちに来た直後。すこーしだけ茶色がかった様な黒で白毛ブチが少し見えますでしょうか?これがパイド(Mottled)と呼ばれる理由です。
コロ、2016年10月
同日。僕にとっては今でも赤ちゃんですが、もっと小さく黒かったんですね。懐かしい。
コロ、2017年3月
2017年3月。少しだけ顔の毛の色が薄くなって背中のラインなどが以前より見やすくなりました。
コロ、2017年3月
同日。白い所が増えて来ましたよね。
コロ、2017年4月
2017年4月。また色が少し薄くなって来ました。
コロ、2017年4月
この頃、ようやく色の変化に気づき始めました。
コロ、2017年5月
2017年5月光の関係に見えるかもしれませんが、そうではなく顔も白くなって来ました。
コロ、2017年7月
2017年7月。背中の白い部分が広がり全体的に色が薄くなって来たと思います。
コロ、2017年12月
2017年12月。後ろ姿です。横の方は茶色くなってアーチっぽくなってるんです。見えませんが・・・因みにトップの画像も同じ月の物です。
コロ、2017年12月
同日。かわいいです。が、そうではなく、顔の色がかなり白くなり目の周りが茶色いのでアイシャドーに見えると思います。そして、サイドのアーチ状の茶色も少し見えるでしょうか?
コロ、2018年1月
2018年1月。現在。かわいさ100%です。
もっと分かりやすい写真があればいいのですが、少しでも参考になれば幸いです。こうして写真を振り返ることによって僕も自分が気づく前から少しずつシルバリングが始まっていたことが確認できました。

因みにチロもブルーパイドなのでa(ブラックの遺伝子)があり、少しだけ色が薄くなって来てるんですよ。本当にすこーしなんですけどね。

追記(2019年1月24日)

推測ですが、むすびはノーマルパイド、びーんはオパールパイドの毛色なのですが、歳をとるにつれて彼らもシルバリングしてました。特にびーんがわかりやすいので貼っておきます。前から言っている遺伝をもっと勉強すれば詳しくわかると思うので、早く時間を見つけて、もっとお知らせできたらと思っています。
うちに来たばかりの頃のびーん
最近のびーん正面
最近のびーん背中